
写真展
井上佐由紀写真展「はじまりと終わりに見る…
2025年10月31日(金) -
2025年12月21日(日)

終了しました




嶋田篤人は第1回GSSフォトアワードでのグランプリ受賞をはじめ、近年目覚ましい活躍をみせる写真家です。
モノクロームの銀塩写真のみを用いたその作品は、徹底して削ぎ落とされた形式でありながら、豊かな意味を喚起させます。
そして、単に美的な階調表現に留まることのないそのイメージは、写す者と写されるモノが互いを触発しあうような関係性を、観る者に感じさせます。
嶋田が、静けさを湛えた印画によって提示するその試みは、自己と世界への探求と言い換えることも可能でしょう。
この機会にぜひご覧ください。
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その旅路、私は何かに出会うことを待っている。
房総半島で写真を撮る。
私はここで写真を撮ることが好きだ。
半島の終わりある道や、歩いては行けない海、佇むモノたちはまるで年輪を重ね待っているように見える。
私は立ち止まる。
私を立ち止まらせたものは何か。
絶対的な存在感でいて、しかし何者でもない何か。
ファインダーを覗き、それが再び現れるのを待つ。
「待つ」は「祀る」の由来という説がある。
シャッターの裏側、フィルムは露光を待ち、潜像が現像を待つ。
ファインダーで見えているモノの向こう側に何かが見えた時、私はシャッターをきる。
それは写らないものが写るという盲信ではない。
写るという事象そのものを体験し信じること。
繰り返し房総半島を廻る。
繰り返し暗室で写真のサークル( 露光、現像、定着) を廻る。
それは私にとって、祀るように儀式めいたサークルである。
その旅路、私が待っているものは何か。
或いは私を待っているものは何か。
例えば、小さな用水路からすくい上げた網に、思わぬ大物が入ってしまった時のバタバタとした魚の重さ。
初めて遠くまで自転車で来てしまった夕暮れに、私を引きつけてやまない戦慄。
無意識の深淵、遠い故郷のような場所と私を繋ぎとめてくれる何か。
そんなものを私は待ち、写真において自己を世界へ統合したい。
-嶋田篤人
2018年11月22日(木)-2018年12月02日(日)
12:00~20:00 ※水曜日休廊
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東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
2025.10.16
2025.09.01
2025.07.11
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