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[平間至写真館大博覧会 ~人は、写真の中に生き続ける。~(東京)]

1995年に発表された写真集『Motor Drive』をはじめ、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような”躍動感あふれるポートレイトによっ て、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間 至。その原点ともいえるのが“写真館”です。

宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとって、幼少期から写真は日常の中に当たり前にあるものでした。そして、当たり前に写真家の道を歩みはじめ たとき、写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていきます。「『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった」(平間 至)。大きな転機となったのは、2011年の東日本大震災。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、〝生き生きと した魂を残す場所′′として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOがオープンします。

「平間至写真館大博覧会」展では、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。平間 至が撮る人生の幸せな瞬間、かけがえのない瞬間は、タイムカプセルに大切にしまわれた時間のように、永遠に写真の中から私たちに、素晴らしい時間があった証拠を語りかけてくれます。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと” について、改めて思いを馳せる契機になる写真展です。(プレスリリースより)

Talk Event
2019年 1月26日(土) 18:00〜「吉原家の140年」平間 至 × 吉原悠博(映像作家・吉原写真館館主)
※申込不要・参加費無料

Monologue

写真館で撮影するということ

「一人でも多くの人を撮りたい」

動いてもらうことで魂を解放

写真館で写真を撮るというと、記念日に正装してポーズを固めて撮るイメージがあるかもしれません。でも、平間写真館は違います。被写体になるべく動いてもらって、撮られる自意識から解放された瞬間を撮る。カメラという楽器を使ってグルーブが生まれ、ダンスして魂が解放されるように。その中で、僕は被写体の魅力を最大限に引き出す。テーマは“生き生きとした魂”。その人を撮る時、それが最も有効な撮影方法だと思っています。

『MOTOR DRIVE』は写真館への反抗

1995年に発表した写真集『MOTOR DRIVE』は、祖父の代から続く写真館で育った僕の、写真館で固めて撮る写真に対する反抗でした。撮影が終わって、背景から「ああ、疲れた」と言って出てくる時のすごくいい笑顔を散々見てきたけれど、その時はもう撮れない。逆に今、僕はそこだけを狙っているんです。撮影を通してその人を解放すること。写真は二の次かもしれない。その結果として最高の写真ができるのです。

メディアでの仕事が写真館に役立つ

スター、タレント、ミュージシャンといった人たちを、これまでに雑誌、写真集、コマーシャル、ポスターなど、様々なメディアで撮影してきました。その現場で学んだライティング、演出、エディトリアルに関するあらゆることが、フォトブックを作るためのページ構成を含め、写真館の撮影に役立っているのです。自分の半生は、新しい写真館の在り方を模索をするために、メディアの世界で勉強してきたんじゃないかと思えるほどに。

塩竈の平間写真館も再開したい

もともとは、実家の写真館にもどるためにメディアの仕事をしていたのです。それをうっかり忘れて30年近く経ってしまった(笑)。故郷の塩竈から東京に使命を持って出てきたのですが、2015年、自分が長年培ってきた東京で写真館を開くことができました。使命はまだ始まったばかり。これからが後半戦です。本当は塩竈の写真館も再開したいのですが、まずは東京を軌道に乗せないと。やっと東京が軌道に乗ってきたので、今後は塩竈も両輪で回したい。

写真館での特訓がメディアの仕事に役立つ

写真館では毎日何組も撮影して、ものすごく鍛えられています。写真館でのノウハウが、メディアでの撮影にも役立っています。とにかく一瞬を逃さない。125分の1秒を逃さない。出来上がりを見ると、10倍も100倍もいいカットが撮れている。特訓のおかげです。メディアの仕事と写真館の仕事は、普通は両立できないでしょう。でも、人生後半、こんなに原点かつ挑戦できる課題を神様から与えてもらえて僕は幸せです。

死と向き合い、自分は何をすべきか自問自答

東日本大震災で、故郷の塩竈でも多くの命が失われ、一時はとことん落ち込みました。その後は大病を患い、1年半くらい何もできない日々が続きました。死と向き合いながら、自分は何をするべきか自問自答していました。いろいろな方と出会えてここまでやってこれたのも、何だか最初からプログラミングされていたような気さえします。今はただ、一人でも多くの人を撮りたい。生き生きした魂を撮りたい。心からそう願っています。

 ※3月28日から大阪にも巡回

概要

日時

2019年01月05日(土)-2019年01月28日(月)
10:30〜18:30(最終日は15時まで)※日曜休館

会場

新宿THE GALLERY 1+2
東京都新宿区西新宿1-6-1

03-3344-0565

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