
写真展
井上佐由紀写真展「はじまりと終わりに見る…
2025年10月31日(金) -
2025年12月21日(日)

終了しました



嶋田篤人は主に故郷である千葉県の房総半島を撮影し、一貫してモノクロームのオリジナルプリントを発表し続けています。
Alt_Medium において3回目の開催となる本展覧会で発表するのは、嶋田氏にとって馴染み深い海岸での1日を撮影した作品です。これまでは故郷である房総半島に拘りながらも、被写体や時間、特定の地名といった制約を設けずに撮影してきました。しかし今回は「同じ海岸に一日いるとどんなものに出会えるのか」という興味から、あえてこのような制約を設けたそうです。当初は海岸で起こるであろう物語を定点観測的に撮影しようと思っていたものの、海岸に立ち、視点を持つ自分自身もまた海の物語の一部であるということに気づき、自身の意識の流れによる視線の変化でこの1日を表現するべきだと考えたそうです。
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まだ冷たい春の風が吹いていた。
2019年3月30日、私は海岸にいた。車の中、カメラを膝に乗せ、そしてアンパンを食っていた。一日中、海岸で何かを待っていると様々な物語と出会う。
太陽が目に見えて動いていくこと。雲の隙間から出た僅かな日差しが膝を温めること。アスファルトに染みた水が乾いていく時間。そこに流れつくモノ。
そこに辿り着く人。おそらく毎朝散歩する老父。遠くで聞こえた花火の音を空に探す人。じっと風を待つ人。そしてパラシュートの飛ぶ夕空。
...
私が今ここにいる由縁。そこで知り得た世界の物語の断片。そして私の知る由もない物語がたくさんある。打ち寄せる波のように物語は繰り返し、だからこそ同じ物語は二度と起こりえない。それらはある瞬間、海岸というサークルと、写真というサークルの中で触発し合うかのようだ。遠くで聞こえた花火のように、そこに生じた目に見えない何かを、私は写真で捉えたい。
房総半島で写真を撮る。私はここで写真を撮ることが好きだ。 九十九里浜の白里海岸。都心から太平洋へ下ると、ここは私にとって外房への入口。
物語はまだ途中だ。 - 嶋田篤人
2019年06月13日(木)-2019年06月18日(火)
12:00〜20:00 ※最終日は17:00まで
Alt_Medium
東京都新宿区下落合2-6-3
2025.10.16
2025.09.01
2025.07.11
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