ゼラチンシルバーセッション | Gelatin Silver Session - Save The Film -

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[都立工芸高校写真部 ワークショップ]

2013年6月22日(土)
講師:蓮井幹生、大場あすか(photon lab.)
ボランティアスタッフ:東京工芸大学、日本大学 写真学科学生

午前 – 講義・撮影
蓮井先生の「フイルム写真をなぜ使うの?」という問いかけから、デジタルの深み、アナログの楽しさ、写真の歴史について、またフイルムを長期間土に埋め、お水をあげるカメラマンがいるという面白い話など、勉強になるお話をしていただきました。
そして、生徒にそれぞれ35mmのフイルムを二、三本ずつ配布しカメラに装填。アナログカメラを初めて触る生徒がほとんどで、感嘆がところどころから聞こえました。いよいよ学校の敷地内で屋外撮影です。毎日のように見ている場所でも様々な発見があり、夢中になってシャッターを切りました。この日の天気予報は雨で前日まで焦りを感じていましたが、幸いなことに晴れ間が覗きました。

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午前中の講義風景

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大学生に写真を教わる高校生

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撮影の一コマ

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大場先生に写真を教わる高校生

午後 – フイルム現像
午前中に撮影したフイルム(各々1本)を現像しました。蓮井先生に教わりながら、リールにフイルムを巻き、タンクを使ってのフイルム現像しました。初めて現像する学生もいて、全暗室の中でのリール巻きに手こずったり、自分の写した像が写っているのかと心配そうでしたが、大きな失敗もなく、みんなのフイルムに像が現れました。みんな嬉しさと同時にホッとしたという表情をしていました。

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午後のフイルム現像

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1日目の最後に記念撮影

2013年6月23日(日)
講師:広川泰士、広川智基、三好耕三、大場あすか(photon lab.)
ボランティアスタッフ:東京工芸大学、日本大学 写真学科学生

午前 – コンタクトプリント、コマセレクト
前日乾燥させておいたフイルムをカットし、スリーブに入れました。カットする時のフイルムの扱いにみんな緊張していたようです。そのあと三好先生と大場先生の2班に分かれて暗室の引き伸ばし機の調子を見ていただいたり、液についてのお話をしていただきました。そして、ベタガラスにネガを入れ、コンタクトプリントを行いました。初めて像が浮き出てくる様子を見て、感動している生徒が多かったです。そのあと午後に引き伸ばすネガを選んでお昼休憩に入りました。

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大場先生

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三好先生

午後 – 本番プリント
午前中に選んだコマを四つ切りの印画紙にプリントしました。まず1枚テストプリントしてみるところからはじまり、講師の方にアドバイスをもらいながら生徒は暗室の作業に熱中しました。一枚の写真に何枚もプリントを繰り返し、こだわりを持った生徒もいれば、複数の写真をプリントできた生徒もいて、自分の作品にとても満足していた様子です。
最後に全員でプリントを囲んでひとりずつ講評をして頂きました。生徒はみんな時間がかかったが、非常に楽しかったので、これからも暗室を使いたいと口を揃えて言っていました。
片付けの後記念撮影をしてあっという間に2日が過ぎたように感じます。2日間で様々なことを教えていただき、貴重な経験になりました。ありがとうございます。(都立工芸高校写真部代表)

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プリントの洗浄を教わっている

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写真が焼き上がるとアドバイスを聞きに先生のもとへ

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1点1点丁寧に写真を見る広川先生と三好先生

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最後に焼き上がった写真を前に、1人ずつ発表

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最後に記念撮影

※フイルム、印画紙などの感材は富士フイルム様よりご提供いただきました

概要

日時

2013/06/22(Sat)-2013/06/23(Sun)

会場

都立工芸高校

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